ラムネが怖いか?

昨日は、商店街のイベントの日。わが商店街は、ビアガーデンを開き、その周辺で物販。
むろん、バンドの生演奏付き。演ずるは、隣町から遠征してきた「二本松ベンチャーズ」だと(ぷっ…)
まあ、この季節になると、どうしてベンチャーズサウンドって似合うんだろうなあ。音楽と暑さとビールに引かれて、あっという間に満席。

ところが、蒸し暑い、蒸し暑すぎると思ってたら、雨が降り出した。「梅雨明け宣言」はされたもの、なんかさっぱりした明け方ではないぞと思っていたのだ。たぶん、この後、「結局、梅雨明けはしてなかった」なんて訂正が入るんじゃないかなぁ…(昔、何度かあった)

雨が降り出すと、ベンチャーズエレキギターが感電する恐れがあり、演奏中止。各出店も、脚の逃げ足を留めることが出来ず、敢え無く、早めの閉店。

しかし、そうなると俄然存在感を増してくるのが、隣の商店街でアコースティック・ライブをしていたフォーク・ソングの集団(単独のバンドではなく、複数のグループ、個人が競演)。なかでも、積水ハウスのCMに使われていたル・クプルの歌を歌ってた女性ヴォーカルは、ひときわ目立っていた。
ベンチャーズが演奏中止、ヨサコイ・グループも去った後、聞く耳を持ってもらえたときのフォーク・ソングの素朴な良さが感じられた。

私の店は、いつもはディッピング・アイスクリームとラムネを売っていたのだが、今年はアイスクリームを商店街婦人部の方々に売ってもらい、自店の前でラムネを売っていた。
しかし、自分で売らないアイスクリームは完敗。アルバイト任せにした年だって、こんなに売れなかったことは無い。何か、工夫が足りなかった。

気になったのは、ラムネを売っていて、殆どの客が私に口を開けさせる事だった。200ml足らずしか入っていない100円の飲み物が、こんなに飲みたくなるのは、あの自ら口を開けるときの快感ではないのか?小学校高学年にもなる男の子が、ラムネのあの泡のはじけるのを怖がって、自分で開けたがらないのだから呆れる。こういう子は、母親がリンゴの皮をむいてくれなければ、自分からリンゴを食べようとはしない子なんだろうね。