サッカー

panadero2005-06-10

日刊スポーツでは、事前に読者に対してあるアンケートをとっていたようだ。その内容は、「ドーハの悲劇」「ジョホールバルの歓喜」などというキャッチフレーズがよくメディアで使われているが、もし今回、バンコクの試合で決まったら、なんと呼ぶべきであろうか?というものだったらしい。

そのなかで、トップに輝いたのは「バンコクの必然」だったらしいのですが、喜びの夜から1夜明け、2夜明けても、そんなキャッチフレーズには一向にお目にかかることはない。まあ、「必然」と思うならば、敢えてキャッチフレーズも必要ないということかもしれない。たしか、ジョホールバルの時は、私もよくいろんな掲示板に書き込んでいたもので、新聞などに出る前から誰が言うとなく、わたし自身も、「ジョホールバルの歓喜」などと書き込んでいたものだが、不思議と今回は、何も浮かんでこない。これも、必然であるからか?

だけど、キリン杯の連敗のときには、皆かなりショックを受けていたようで、荒れていた。とても、必然などと言うフレーズは浮かんでこない精神状態だったと思う。それが、バーレーンでの勝利の後は、選手たちのプレー振りからもチームの雰囲気の良さが伝わってきて、「必然」とまでは思わないものの、なんとなく「バンコクで決まりだな」と思い始めたように思う。

「必然」の替わりに新聞で使われていたのが、「続・いばらの道」。代表選手たちの帰国直後の記者会見の「ここは通過点に過ぎない」から発想されたものと思われる。かつてのジーコ曰く、「最終予選は、いばらの道」との事でしたが、「いばらの道」の奥に、さらに「続・いばらの道」があったと言うわけだ。気を緩めないと言う点では、こちらの方が良い。

中田は「今のチームでは、未だ勝ち抜ける力はない。あと1年で、まだまだレベルアップしなくてはならない」などといってます。「いばらの道」は、さらに険しく続くようです。それでも希望を持ちましょう。なぜなら、ジーコを初め、鹿島勢の多い代表チームだけに、「いばらぎの道」は歩き慣れてるかどうか?と言う話は、お後が宜しい様で……