サッカー

コンフェデレーションズ杯でブラジルに勝ち越すことが出来ず、1次リーグ敗退が決まった日本代表。選手も、ファンも、冷静にこの敗戦を捉えており、浮かれてもいない代わりに、決して落胆もしていないと思うのですが、「快挙だ」「大善戦だ」などと持ち上げるのに忙しいのが、日本のメディアだ。そう、スポーツ新聞だけじゃないのだね、こういうの。

まあ、私も商人だから、こういった盛り上げ方で、売り上げ・視聴率アップを狙いたがる気持ちも理解できるのだが、サッカーをあまりご存じない方々をミスリードしてるんじゃないかと思うと、いかがなものかなと思うのである。

たぶん、7月末から始まる東アジア選手権では、苦戦するんじゃないかなと思います。まず、欧州組はそろそろキャンプに参加する時期に来ており、ベストメンバーは組めないだろうし、中国・北朝鮮は足元をすくってやろうと虎視眈々としているはずだ。そして、開催国の韓国である。このアジア最終予選でも、昨年のアジア杯でも対戦せずに済ませた強敵からの洗礼を、我々の代表は受けなくてはならない。

まあ、私としては、この東アジアと8月のイラン戦は、直接本番のW杯とは関わりは無いのだから、せいぜい新戦力を見出して欲しいものだと思っているのだが、ここで敗れて、ジーコ解任論がまたぞろ噴出したりすると、無節操にそれを主張する連中の肩を持ったりするから腹立たしい。こんなところで解任などして、本番まで間に合うはずは無いと思う。韓国がフース・ヒディンクに巡り合えた奇跡を容易く得られると思ったら大間違いだ。