愚か者

私は愚かな人間です。

知らず知らずのうちに人を傷つけていました。
昨秋開かれたパーティーの当日、先日なくなられたKさんが、その人のお店をやっとの思いでたどり着いたのをみて、パーティーに出席するのをやめたのを知っていたら、みんなと同じように、「一度、あなたもパーティーへ出席してください」などという、マヌケな誘いなどしなかったことでしょう。

無論、私はKさんが死ぬまでKさんの病状のことなど知る由もなかったわけで、そのことでKさんの親友である彼女が苦しんでいることも知りませんでした。でも、理屈ではないのでしょう。その人を理解出来るよう努力することが必要だったということです。

誰にも理解されずに、苦痛の日々を送っていた人に、私は駄目押しの一撃を与えていたのでしょうね。