英語聞き取り問題

未明のオランダのサッカーリーグの中継「エール・ディビジ」を見ていたら、ヘラクレス所属のFW平山相太がまた得点した。オランダに渡った当初は、体力的にきつかった様子も窺えたが、どうやら少しずつステップアップしているようだ。もう少しすれば、ただのFWではない、待望の日本人ストライカーの誕生だ。

この2日間の東京の雪は、土曜日の中山競馬を中止に追い込んだが、その他は大きな混乱もなかったようだ。靴やタイヤが滑るのは、彼らは百も承知なのだが、その年、降るかどうか分からない雪のために、無駄な準備はしたくないのだろう。たくさんのけが人は、その代償といえる。

大学入試センター試験の英語の聞き取り問題に使用されたIC再生機が予想通り問題を引き起こした。音が聞こえない、雑音が入る、また一度しか再生されないために、騒動で聞き漏らした受験生まで出た。しかも、対応は監督官によってまちまちという不徹底さ。
再試験が受けられるとはいっても、それで公平といえるのだろうか?大きな不利を蒙ったことで、受験生本人は大いに動揺しているはずだし、それが他の教科での試験に影響を及ぼした可能性だってある。

まあ、機械に故障は付き物なんだから、受験生はシャープペンシルの使用さえ差し控えて鉛筆を削って準備をしてきているほどなのに、こういうのを今後の運命を左右する試験のときに使おうと考える役人の神経が理解できない。これで制度が変更になれば、この再生機は全て無駄になるのだろうから、これ以上の無駄遣いはない。

英語で聞き取り能力が重要であることはよく分かるし、英語を学ぶ人なら、まずはここから鍛えるべきだとは思う。でも、受験に英語の聞き取りは馴染むのだろうか?受験勉強のやり方も、私の頃に較べて大いに代わっているだろうとは思うが、どう考えても聞き取りのための対策を取っているのは、極少数だと思う。私は受験に英語の聞き取り問題は馴染まないと思う。必要と思えば、大学に入ってから各々が自分で身に着けるべきだろう。