高架水槽、凍結

昨日の午後から、猛烈に冷え込みました。
そのため、我が家の建物の高架水槽に水を送り込む給水パイプが凍り付いてしまいました。日中我々はそれに気がつきませんでしたが、夕方になって母が高架水槽に水を押し上げる給水ポンプが回りっぱなしで止まらないと告げてきました。
ポンプが回って水が押しあがっているのなら、問題は無いかと思って、しばらく様子を見るように母に言いました。その後、私は自分の仕事やメールチェックに気がまぎれて、そのままになっていたのですが、夕食の準備が出来たところで、ついに断水してしまいました。つまり、高架水槽に水が無くなった事と、給水ポンプは水を押し上げていなかったことが明らかになったのです。

さあ大変。時刻は8時、水道屋は近所にあるのですが、もう帰って事務所に人影がありません。私の対応が遅いと怒りをぶちまける母、異変に気がついたなら、私の判断を待たずに、水道屋へ電話すればいいのにと応戦する私との罵り合いが、ひとしきり続いた後、とりあえず夕飯を食って、私のアパートの設備工事をした会社に電話をかけて、アパートの件ではないのだが、困っているので助けて欲しい旨を告げる。

水道工事の作業員は、社長の話では15分ぐらいでやってくる話だったが、夜分遅いこともあり、30分ぐらいでやってきた。状況を説明したが、じつは彼が来るまでに新たな問題が発生していた。

高架水槽は、屋上に出る出口のあるペントハウスの上にあるのだが、そのペントハウスの屋上への出口のドアが開かない。バールを持ってなかったので、ハンマーで殴りつけたりしていたのだが、なかなか開かない。そのうちに、鉄のドアの錆びて脆くなった部分がボロボロと頭の上に落ちてくる始末。

幸いにして水道屋さんはバールを持ってきていたので、早速使ってみた。このドア、最終的には開いたのだが、何が原因でこんなに深く食い込んだのか?バールを使っても散々苦労して、ようやく開いたのだ。

早速、高架水槽に登りついて中を見ると、水は完全に無くなっていた。おそらくはパイプの凍結だろうが、その前にポンプが無事か確認しに、1階まで降りて確認。ポンプは正常に動く。となると問題は、どの部分が凍結しているか?だ。

水道屋は、パイプの被覆の上からお湯をかけても無駄だから、全て取り去らなくてはならない、今夜の作業は無理とゴネだす。私は、全て取り去るのは無理だから、かけられる部分だけでもお湯をかけてみるべきだと主張、強引に押し通した。

さあ、それからが大変。現在、水が出るのは1階の直接水道管から取水している蛇口のみ。1階から、3階の台所までバケツで水を持ち上げ、そこで薬缶で湯を沸かし、屋上に出て、そこからはしごでペントハウスの上までよじ登る作業が延々と続いた。

それでも、高架水槽に水が入る気配が無い。未だお湯をかけていない部分が怪しいと睨む。ずうっと入るのを躊躇っていた場所がある。高架水槽は、梯子を上ったペントハウスの前半分にあるが、給水パイプは高圧電線が引き込んである立ち入り禁止区域の中を這っている。目でどこまでその中に行けるかを見込んで、網戸を引き開けた。

薬缶でお湯をかけようとするが、パイプには被覆が…………が、しかし、様子が変だ。パイプの被覆をよく触ってみると、断熱材もそれを覆っているトタンも一部はげている部分が数10センチ続いている。その部分を念入りにお湯をかけて、1・2度蹴りを入れると、水槽内で、微かな水音がするではないか。

しかし、そこで残念ながら、お湯切れ。大至急3階まで取って返すが、新たなお湯が沸き上がるのを待たねばならない。しかし、その間も、水道屋はパイプを軽く蹴り続けたらしく、程なく「出ましたよ」と言って降りてきた。

助かった。また今夜凍りつくかもしれないが、明日の朝のパン作りに使う分だけぐらいは、水槽に溜まっているだろう。時刻は午後11時を回っていた。TVで筑紫哲也と渡辺恒夫が対談と言う、不思議な光景を見た。

あまり内容は把握していないが、昨年暮れから、いろいろな人が刑事訴追を受けているが、中にはかなり政治色の強い刑事訴追があるように思えてならない。全てを「国家の罠」のような陰謀に結び付けたくは無いが、なにか、そういう目で断罪されている人を見ると、政治の世界は、「小泉以後」に向けて動き出しているのだなと言う感じがする。

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

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