サッカーのW杯が始まっている。
最初は、ドイツに行こうか?なんて景気の良さそうなことを考えていたのだが、チケットの手配できないんじゃ、ドイツで無駄足踏むだけだと思い、とりあえずは、どこへ行こうと録り貯めのできるDVDレコーダーを買おうかなどと、方針転換をし始めた。

パナソニック 250GB DVDレコーダー VHSビデオ一体型 DIGA DMR-EX200V

パナソニック 250GB DVDレコーダー VHSビデオ一体型 DIGA DMR-EX200V

ところが、そこでまた優柔不断の蟲が騒ぎ出し、W杯開幕まであと1週間を切ってから、機械を手配するドタバタ劇。機種選定だって碌に検討していない有様。(値引きの大きさぐらいだろうか)おまけに、申し込んだは良いが、クレジットの支払方法を間違えて申し込んでおり、指摘のメールをもらって、対策にさらに2日を費やし、手元に届いたのが開幕前日だった。そこから、配線で苦労するのだが、長くなるので省略。なんとか、前日深夜のフランス対中国の親善試合を試しに録画することに成功した。

しかし、この時には未だ、私はこのデッキの高機能の罠に嵌っている事に気がついていなかった。試しに取った試合の画質は、VHSのEPモード並みだったので、それ以上の画質で録画できるなら、その方が良いと考えてしまった。しかも、初期設定では、BS−1からの録画はDRモードという、高画質のモードに固定されてあったので、最初の5試合は、その高画質での録画を楽しんだのだ。

ところが、世の中はそんなに甘くは出来ていない。

カタログで謳っているHDDの録画時間は、全てEPモードであることは気がついていたのだが、改めてマニュアルを読んでみると、DRモードだとEPでは100時間以上録画できるはずのところが22時間程度しか録画できないことに気がついた。これでは10試合程度しか録り貯める事が出来ないから、もう既に半分もHDD容量を使用していることになる。即座に、DVD−Rにダビングして、バックアップを始めなくてはならない。

EPモードなら、DVD−Rの4.8GBに8時間分録画できるわけだから、1次リーグの試合なら延長は無く、正味の試合時間は1時間半でロスタイムとハイライトなどを含めても、2時間を越えることは無いから、1試合を2時間で編集すれば、4試合分録画できるはずだ。BS−1の中継番組は2時間15分なので、15分間を切り取らねばならない。時間はかかったが、これは無事に済ませることが出来た。

さて4試合分を選択して、DVD−Rにダビングしようと思ったら、エラー・メッセージが。
「1度しか録画できないモードで録画した番組は、ダビングできません」と来た。つまり、DVDレコーダーのように高画質で録画できる機械だと、いくらでも商品化できるレベルの画質のDVDソフトの製造が可能だから、著作権を著しく侵害する可能性がある。そこで、ダビングするなら予め画質を落して録り貯めるようにという事なのらしい。

さて困った。既にHDDの半分を占める容量の番組を録り貯めてしまったが、それをバックアップできないことになった。しかも、HDDは、残り半分しか使えない。再放送は既に4試合分が放映されている。幸いにして、5試合目のそれまでの試合の中でのベストマッチ、アルゼンチン対コート・ジ・ボアールの再放送には間に合ったが、それ以前の他の4試合は次の機会がいつ来るか分からない。

とりあえず、BS−1から録画する際の画質の固定を解除し、予約分も画質の設定を修正した。まあ、こういうことがあるから、DVDレコーダーの購入は、予め早いうちにしておいて、開幕までにダビングまでのおおよその操作には慣れておかねばならなかったんだろうけどね。何事にも、計画は必要である。ドログバじゃなくて、ドロナワな話でした。